インターネットの普及により、世界各国の食品や調味料を自宅にいて利用することができるようになりました。日本の食卓では、和食にこだわらない多種多様なメニューを自宅で作れるようになり、さらには冷凍、フリーズドライなど食品の加工技術も日々進化し、まさに「飽食の時代」となっております。その結果、日本伝統の発酵調味料・発酵食品の消費量が年々減少しております。
国菌とされる麹菌からなる米麹は、味噌・醤油の源であると同じく日本人の一番近くで食卓と健康を支えてきました。この米麹からなる発酵調味料・発酵食品の文化は世界に誇る日本の財産のひとつです。食卓の形は変わっても、変わったなりの考え方、伝え方でこれからも皆さまの一番近くで食卓と健康を支えることができるように、日々向き合い、考え、伝えていくことが大切であると考えております。